2022年07月08日
カーディナル33まとめ

前回に続いてカーディナル33について書こうと思います。
まずは2号機です。
前方から見てノーマルとひと目見てわかる違いは、釣具技研さんのアルマイトロケットベール、アベイルのスプール、自作のレッドマリーハンドルノブです。
釣具技研さんのアルマイトロケットベールはラインローラー部分にボールベアリング2個搭載です。
もちろんハンドルノブには740ボールベアリングが2個入ってます。
ここにさらにハンドルをアベイルタフボックスに変更しました。
ベールやサイドプレートを固定するスクリューはアベイルの64チタン製スクリューで軽量化済です。
プロテクションリングもアベイル製です。
ハンドル側のドライブギアスリーブは真鍮製からイトウクラフトマウンテンカスタムCXのジュラコンスリーブに置き換えてあります。

スプールを外すと、ローター、トリップレバーローター固定ナットはアルミ製です。
ロケットベールとローターの軽量化は巻の軽さに寄与してます。

そしてボディの中はドライブギアとコネクティングリンクもブランキングしてあります。
A/Rスプリングも曲げを入れるて巻が軽くなるようにしてあります。
ドラグワッシャーはモルフォでリブ付きベアリングとシムを入れてC-システムのドラグを再現してみました。
これによりカーディナル3シリーズでは多めの6ボールベアリング搭載です。

遠目に見ると一見ノーマルでも意外とカスタムしてあるカーディナル33です。
重さはライン込みで約196.2gとノーマルから25gくらい軽量化されています。
ストックパーツとなっている自作のローズマリーのサイドプレートを搭載すれば195gを下回るでしょうが、ノーマル風の見た目にこだわった、あえてのノーマルサイドプレートです。
釣具って雰囲気が重要ですからね。

続いてカーディナル33 1号機です。
正直これカーディナル33ですって言って良いのか?な機体です。
というのもボディをカーディナル3XⅡBの物に換装してあります。ギアやローターは33なので名付けるとすればカーディナル33ⅡBってところかな。
こちらもアベイルスプール、釣具技研さんのアルマイトロケットベール、外見的にはイトウクラフトマウンテンカスタムCXのサイドプレート、ベールマウントスクリュー、プロテクションリング、アベイルタフボックスで黒くまとめてあります。
3XⅡBボディのためドライブギアの支持はボールベアリングです。
ハンドルノブは自作の月桂樹ノブでボールベアリング2個搭載です。

ローター内部はとにかく軽くするために穴だらけにしてあります。
渓流釣の方々がやられるように、水没覚悟で魚の横において写真を撮るようなこともないので巻の軽さを目指し軽量化しました。

サイドプレートもイトウクラフトマウンテンカスタムCXが奢られています。
ドラグノブは釣具技研さんのアルミノブです。
このノブはノーマルよりも溝が細かく掘られているので、ドラグが細かく設定できます。

内部は、2号機以上にブランキングされたドライブギアとコネクティングリンク、そしてISOのカナリアバネシステム、同システムのバネは折れてしまったので、残ったバネを曲げ直してより軽く巻けるようにしてあります。
そしてC-システムのドラグを再現ですが、こちらは偏芯パイプではなくノーマルのドラグバープレートをそのまま使ってます。
最大ドラグ力はシムの厚さでコントロールです。

ボールベアリング数はカーディナル3 シリーズ最多?となるであろう8個です。
ピニオンギアを支えるボールベアリングはフルセラミック(ジルコニア)ボールベアリングです。
巻は軽いのですが、シャーシャーと騒音を発するリールになってしまったので、ベアリングにios-02を数滴たらし消音化してあります。
重量もライン込みで約181.2gと、ノーマルから40g弱の軽量化が施されております。
タグ :カーディナル33
2022年07月06日
カーディナル33の現在

カーディナル332台になんちゃってC-システムドラグを組み込んだので、重量測定をしました。
3XBiiボディの魔改造機で181.15gです。
結構軽くなってます。
ドラグバープレートを偏芯アルミパイプにすればさらに軽くなる?と思います。
アンダー180gが見えてきましたね。
なんちゃってC-システムで夢の8ボールベアリング達成です。

続いて2号機
199.93g
見た目をノーマルっぽく戻すためにサイドプレートをレッドマリー瘤からノーマルに戻しているので約2g重くなってます。
ハンドルをアベイルタフボックスに換えてノーマルドラグノブに付け替えれば、かなり軽くなります。
一見ノーマルだがよく見るとでカリッカリのチューンドカーディナル33を目指していきましょう。
2号機はこれで6ボールベアリングです。
もともと余剰パーツ用のカーディナル33だったのに、完全に実戦配備機になってます。
タグ :カーディナル33
2022年06月23日
なんちゃってC-システム

はるか昔、日の本の国にテンバイヤーが蔓延らぬ時代、iOSファクトリーさんはカーディナル3用のプリン巻対策とドラグシステムのパッケージを販売しておりました。
iOS C-systemです。
残念なことに廃盤となっており、ヤフオク等でたまに見かけるものの高価で手が出せません。
私の所有するカーディナル33は2機ともプリン巻きは対策済みなので、欲しいのはドラグシステムです。
YouTubeでC-system取り付け動画を見ていたのですが、これ再現できるんじゃないかなと思い、密林で買い集めました。
フランジ付きボールベアリング サイズMF117ZZ
調整シム 7-10 0.2
調整シム 7-8 厚さ0.1,0.2,0.3の3サイズ

早速、装着してみました。
今回は2号機でテストです。
偏芯パイプはφ6mmアルミパイプをルーターで加工して作りました。
スプリングワッシャーがなくなるのでドラグ力の調整幅は狭くなるでしょう。

偏芯パイプは無理に作らなくても、ボールベアリングとドラグブッシングの間のシムの厚さで最大ドラグ力がある程度コントロールできそうです。
改造は自己責任でしましょう。
タグ :カーディナル33
2021年12月25日
バンタム100SG ドラグクリッカーよく鳴るやつ

これまでに魔改造の限りを尽くしてきたバンタム100ですが、ドラグクリッカーの音出しバネがよくとれます。
釣行中にとれてしまうと使えないので、既製品のドラグクリッカーを移植します。

アリエクで見つけたドラグクリッカーです。
アンバサダー5600c用?です。
がそのままでは付けることができません。
音出しワッシャーの耳を切ってしまいます。

そしてドライブギアの中央にある段差をなくす必要があります。

出来上がったドライブギアに音出しワッシャーを接着します。

センター出しをするために、φ8mmのドリルにギアを差し込み瞬間接着剤で音出しワッシャーを接着します。

ギアを組み込み、ドラググリスを塗布したカーボンドラグワッシャーとギザギザの丸鋸みたいなワッシャーを嵌めます。

元通り組み立てて完成です。
今回はハンドルを交換しました。
自作の花梨ひねりノブのS字ハンドルを装着です。
7+1ベアリング仕様の完成です。
ドラクリッカーは今までより音の間隔も短く音量も大幅に大きくなり大満足です。
タグ :バンタム100
2021年12月15日
2021年12月13日
中華なドラグレバーのセット

密林でドラグレバーとゼロアジャスターのセットを購入しました。
某メーカーのコピー品でしょうね。

ドラグレバーとゼロアジャスターで合計3.1gの重量増です。

赤さが当社比2倍くらい増々です。
随分Airっぽさも増々です。
何よりドラグ調整とゼロアジャスターの調整はすごくやりやすいです。
重くなっても良いのでもう1つ購入しようか迷います。
2021年10月18日
忘れてた

アルファスSVTW改AirTW71Lのシェイクダウンに鹿島槍ガーデンに行ってきました。
SVTW改で大物を無事ゲット・・・となりませんでした。
とんでもないミスをしていたのです。

ドラグクリッカーの機能テストするために仮組みしたのですが、クリッカーの音が出ることに満足してしまいそのままで釣行に持っていってしまいました。
ドラグワッシャーにドラググリスを塗り忘れていました。
小さな魚とファイトしているときは特に気にならなかったのですが、60オーバーが掛かったときに気づきました。
滑り出しは重いくせにドラグ止まらない。
あえなくラインブレイク。
完全に人為的ミスでした(T_T)
それ以外は最高に使いやすいリールでした。
キャスフィールはアルファスAirTW86L(当たり前ですが)
巻心地は・・・
すごく良い。
アルファスAirTW86Lよりも滑らか!
ヌルヌルで気持ちいい。
アルファスSVTW良いリールです。
帰宅後、ドラググリスを塗り無事リール完成となりました。
2021年10月16日
アルファスSVTWをAir化②

アルファスSVTWのAir化②です。
いよいよリールを仕上げます。

まず、フィネスリングです。
アルファスAirTW86Lのセットプレートをグラインダーで削ってやると、フィネスリングがポロッと外れます。

フィネスリングをギア側ボディに接着します。
これでスプールとボディの隙間は無くなります。

続いてドラグクリッカーです。
アブ式を採用する人が多い中、今回はシマノ式を採用です。
16アルデバランBFSのドラグクリッカーを移植します。
まずドライブギアの出っ張りをルーターで削って、3mmの穴をあけます。

ドライブギアは綺麗に洗浄して真鍮の切削屑を洗い流します。
ドライブギアはグリスアップします。
ドライブギアの穴に音出しピンのユニットを設置します。

ドラグワッシャー、ドラグ板、音出しワッシャーを組み込みます。

音出しピンがズレないように組み付けてやれば完成です。
ハンドルも交換しました。
リールの重量は169.5gになりました。
意外と軽く仕上がりました。

アルファスAirTW71L完成です。
早速明日、鹿島槍ガーデンでシェイクダウン予定です。
2021年10月14日
アルファスSVTWとAirTWの差異

アルファスSVTW800HLとAirTW86Lの重量
SVTWは175g
AirTWは160g
15gもの違いがあります。
15gの違いがどこからくるのか
まず1番に考えられるのがスプール重量
SVTW 12.2g
AirTW 8.5g
フィネスリングの有無を考慮するとせいぜい2g程度の差異です。

ハンドルシャフトで約0.7g
リテーナーやハンドルシャフトボルトの違いでも1gにも満たないだろうし。
ボールベアリングの数の差でも0.3g程度です。

ハンドルもSVTWのほうが5mm長いだけなのでそれほど違うとは言えません。
そもそもハンドル無しで購入しているのでデータもありません。

見た目はボディの色違いで重量に差があるとは思えません。
先日、アルファスSVTWを分解して解ったことがあります。
ドライブギアが真鍮製でした。
真鍮の比重は8.4(g/cm^3)でジュラルミンの2.79の約3倍です。
だから重かったのです。
実際のドライブギア重量もアルファスAirTW86Lは6.8gでアルファスSVTW800HL17.4gと10.6gの差がありました。
重量のあるドライブギアなので慣性増大による巻心地の良さに期待です。
ちなみに製造は両方ともタイでした。
2021年10月11日
アルファスSVTWをAir化①

アルファスSVTW800HLボディのみが到着しました。
早速Air化していきます。

ギアシャフトはSteezCTSVTWのものにするだけで、1.33gの軽量化になります。
シャフトの交換ついでに、ウォームシャフトベアリングをボールベアリングにします。
片側はもともとボールベアリングでした。
アルファスAirTW86Lよりボールベアリングが1つ多いですね。

続いてサイドプレートのブレーキをフィネスリング付きに変えます。
ベアリングもAirBFSにフルセラミックベアリングを仕込んだものに交換です。
これでキャスト時のスプール支持はフルセラミックベアリングになります。

SVTW800HLのブレーキパーツが14.73g
0.36gの重量増加になります。
ベアリングは軽量化ですがフィネスリングの分重量増加になります。

現状ギアボックス側のフィネスリング無しで171.6gです。
フィネスリングで1gくらい重量増加になると考えるとライン込みで172.5g見込みです。
カタログ値175gですから、Air化によりそれなりに軽量化することができました。
早くパーツが届いて欲しいです。
今後は、ドラグクリッカーの組み込みでさらに重量増加する予定です。
タグ :アルファス SV TW